2017年8月22日
税関総署は22日、青島税関訓練センターで「龍騰行動」と題する取締りキャンペーンの動員会議を開催した。税関総署や各地方税関の幹部約60名、および約150社の中国国内企業の担当者が参加した。
当社のパートナー・劉康権および銭旻が税関総署の招聘で参加した。また、劉は会議において、「知的財産権税関保護総担保制度に関する説明」と題する講演を行った。
今回の取締りキャンペーンは税関による知的財産権保護活動の一つである。中国国内の輸出企業に公平な競争環境を提供することを目的とする。期間は9月1日から11月30日までの予定。おもにアフリカ、中東、ラテンアメリカおよび「一帯一路(シルクロード経済帯と海上シルクロード)」地域への輸出品を重点検査対象とする。対象商品は小型家電や日用品など、輸出力のある製品である。侵害疑義品が発見された場合、権利者は税関から情報提供、証拠収集、案件調査などの支援が得られる。先月、重点企業156社が選ばれ、各地方税関は9月1日からそれらの企業の知的財産権を重点的に保護する。今回の活動は、中国国内企業の自社ブランドに対する知的財産権保護の強化に繋げることが期待できる。