O2O : Online to Offline(またはOffline to Online)の略称
IT業界でよく利用される語彙です。中国におけるECプラットフォームの急展開に伴い、オンラインでの模倣品流通が著しくなった昨今では、オンラインにて模倣品と関連業者の情報を収集・検討し、オフラインにて実拠点を突き止めることをO2Oと呼ぶことが増えてきます。
当社O2Oサービスの特徴
- オンライン調査部分は「人海戦術」ではなく、自社開発したITシステムを活用しながら経験豊富なオンライン担当者が調査を進めていきます。
- ECは地理的な制限を受けないため、業者の実店舗はいろいろな地域に存在する可能性があります。当社のオフライン調査は長年培った経験にもとづき、全国の数多い拠点にて対応します。
- 摘発業務は当社法務部門が知財に強い弁護士のサポートの下、これまで培った当局との強いパイプを活用します。
O2Oソリューションの流れ
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調査準備
基本情報
の収集
の収集
基本情報
の分析
の分析
抽出及び
個別確認
個別確認
対象店舗
調査
調査
調査対象となるプラットフォームの設定(タオバオ・アリババ中国語版・アリババ英語版等)
商品の状況に応じたキーワードの設定
準備段階で決められた内容を条件に、 疑義品に関する基本情報の収集
店舗の地理的な分布及び地域における販売店全体を占める割合、価格帯などの情報の分析。
被疑販売店の抽出及び個別確認
対象店舗に関する各種情報をオンラインでの調査を行う。
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調査準備
現地調査
結果分析
取締準備
摘発実施
オンラインにて収集した情報を根拠に各種オフライン調査に関する準備の実施。
オンライン対象のオフライン実拠点への調査
オンラインとオフラインで調査した結果を総合的に分析し、侵害行為が確定された場合では、取締の企画を行う。その際に、弁護士のサポートを受け、今後取締する際に必要とする各種証拠取得などに関す準備を行う。
取締を前提とする再調査または公証などを実施する同時に当局への申立を実施する。
当局と調整した上に、摘発を実施する。
タオバオの「誠実投訴」の新制度メンバーに選出
タオバオは2015年4月1日、新しい侵害品情報削除システム「誠実投訴」を開始し、BOBは情報削除に関し優遇を受けることになりました。これは過去のタオバオへの侵害品情報削除申立てにおいて、正確度の高い情報を提供してきた代理人・権利者のみに与えられるものです。
誠実投訴とは
「誠実投訴」とはタオバオの侵害品情報削除申立制度を利用していた代理人・権利者の過去のの申立てにおいて、正確度の高い情報を提供してきた者のみに対し便宜を図り、申立てが迅速かつ効率的に行われるようにする新制度です。
誠実投訴の具体的なメリット
①処理期間(優先的に処理)
「誠実投訴」制度の利益を享受している代理人・権利者の申立ては、1~3営業日以内に処理される 。通常申立ルートの処理期間は5~7営業日。
②申立相談窓口の活用
「誠実投訴」制度の利益を享受する代理人・権利者のために相談窓口が設けられ、申立て案件に何かの問題がある場合、お互いに協力し合い解決することが可能。 通常申立ルートではタオバオの知的財産担当者に連絡することは困難。
※「誠実投訴」制度の参加要件
①削除申立て時における情報の正確度90%以上
②侵害者からの非侵害抗弁の成功率が1.5%以下